<No.2>「ぼーっとする勇気」で子育てが変わります
こんばんは!代表の鈴木敬です。
最近、つとめて、
「ぼーっ」
としています(笑)
ついつい、パソコンの画面に集中して1日が終わってしまうので、観葉植物を置きました。
これを見てると、こんなにちっちゃいものなのに、癒されるんですよね〜♪
思わず、
「ふ〜っ」
と息を吐いてしまいます。そして、前よりもパワーが出るんですね。
ところが、日本人は、この「ぼーっ」がニガテなんです。
最近は、子供もそうですよね。
特にコロナで学校が休校になり、遅れた分を取り戻そうと、そのあと忙しくなった。
すると、習い事に行くのも大変になります。
ところが、なかなか、習い事をやめないのが日本人なのです。
先日もある生徒さんが、グッタリしてやってきました。
「水泳教室が終わってから、ピアノレッスンに来た」
そうなのです。
まあ、普段なら、それでも大丈夫なのでしょう。
ところが、学校が7時間目まである。しかも水泳後。
これじゃ、グッタリになりますよね。
こういう子には、本当は、
「ぼーっ」
とする時間が必要なのです。
だから、
「ピアノ(水泳)、休んでもいいよ」
って、言ってあげて良いのです。
実は、こういうグラフがあります。
「知り過ぎグラフ」
ヨコ軸は、学習の量。学校や習い事での勉強量ですよね。
タテ軸は、アイデア・気づきの量。
で、グラフを見てください。
あるところまでは順調に「アイデア・気づき」の量が増しています。
ところが・・・
あるところからガクッ!と落ちているではありませんか。
そうなのです。人間は、知り過ぎると、アイデア・気づきがなくなる。
知り過ぎは、かえって成長の妨げになるのです。
では、何が必要かというと、もうおわかりですよね。
「ぼーっ」
です(笑)
ぼーっとしている時、人間の脳の、
「デフォルトモード・ネットワーク」
が活性化します
「デフォルトモード・ネットワーク」とは、本人が何も考えていないのに、脳が勝手に考えている状態。
クルマでいえば、運転していないのにエンジンが勝手に回っている「アイドリング」みたいな状態です。
この時に、素晴らしいアイデアや、気づきが生まれるんですね。
アルキメデスは、お風呂に入っているとき「アルキメデスの原理」を発見しました。
ベートーヴェンは、散歩中に「田園交響曲」を作曲しました。
歴史を変えるような発明は、みんな、
「ぼーっ」
から、生まれているのです。
「でも、うちの子には、歴史を変えるような発明なんてしてほしいと思わない。もっと、普通の人生でいいから、幸せになってほしい」
たぶん、こう思われる方もいらっしゃるでしょう。
ところが、なくなるんですね。「普通の人生」が。
アフター・コロナと呼ばれるこれからの時代では、「普通」は「AI」がやるようになるのです。
だから、
「普通の人生」「普通の仕事」
がなくなります。
あるのは、その人しかできない人生と、仕事だけです。
これだけはAIにマネできないのです。
そして、そのアイデアは、
「ぼーっ」
とする時間に生まれます。
子供に、もっと「ぼーっ」とする時間を与えてみては、いかがでしょうか?
ぼーっとするから、成長速度が上がる⬆️
と思えば、ぼーっとする罪悪感、なくなりませんか?(笑)
「ぼーっとする勇気」
持ってみましょう(^^)