<No.26>Q:練習したのになぜ下手になるの?
こんばんは!鈴木敬です。
連日、クリスマス音楽リレーの動画が送られてきています。
絵を観ながらの演奏、カワイイです!
これで40 人目。だいぶ集まってきました。
ということで、ここまでのイメージビデオパート2をつくってみました!
さて、
「好きな曲だから張り切ってやる!って練習したのに、かえって下手になったって凹んでます(泣)」
とは保護者Aさん。
Aさんの娘さん (小1)は、バッハの「メヌエットト長調」を練習中。
「大好きな曲!」と張り切って練習したものの、なぜか弾けなくなってきた。
「前より下手になったみたい。ワタシ、ピアノ向かないのかしら・・・」
と凹んでるとか。
さて、本当に「下手」になったのでしょうか?!
答えは「No!」断じて「No!」
これを図解してみましょう。
っていうことです。
この図を出したらもうブログ終わりなのですが(笑)一応、説明します。
「上手くなろう!」
と思うと、人は前とは違うことをします。
練習のハードルを上げるのです。
それまではテキトーに弾いていたのに、
「1度も間違えないようにしよう」
などと、ハードルを上げます。
ところが、急にハードルが上がったらどうなるでしょう?
もちろんそのハードルを跳べません(泣)
それを「下手になった」とカン違いしているだけです。
上の表では、
・上に上がった部分=上手く弾ける
・下に下がった部分=下手になったと感じる
部分なのですが、見てください。右肩上がり、つまり長い目で見ると上達しているんです。
跳べない→練習して跳べるようになる、を繰り返しながら上達しているわけです。
親御さんも、先生も、この図をまぶたに焼き付けてください(笑)
そうすれば、こどもをムダに叱らずに済みますよ。