<No.30>お子さまがスランプのとき、かけたいひと言
こんばんは!鈴木敬です。
オンラインスクールで、
個人レッスンで、
全国の音楽教室の先生からお話を伺うなかで、たびたび、
「スランプ」
のお話が出ます。
「生徒さんが練習してもしても、なかなか弾けなくて落ち込んでいます」
という、先生方。
でも、それと同じくらい、
「落ち込んでいるお子さんを見て、お母さんが焦っています」
というケースも多いとか。
なるほど、それはそうですね。落ち込んでいる我が子を見て平然としていられるのは、悟りを開いたお坊さんくらいのものでしょう(笑)
たいていは、「どうしたの、大丈夫?」と聞き、次には「もっとがんばって!」「応援しているから!」と励ますでしょう。
でも実は、これがお子さんにとってプレッシャーになってしまうのです。
「がんばって!」「応援してるから!」
一見、良さそうな言葉ですが、お子さんはきっと、こう思います。
(もう、がんばってるんだけどな・・・)
そして素直な子ほど、ますますがんばろうとして、焦り、やっぱりできない・・・の悪循環を繰り返します。
「では、こんなとき、どんな言葉をかけたら良いのでしょうか?」
そうですね。ピアノを例にしてみましょう。
もし、弾けないで悩んでいる子がいたら、こう言うのはどうでしょうか?
「ありがとう」
きっと、お子さんは「ハッ!」とするはずです。
というのは、弾けない弾けないと悩んでいるとき、たいていは、
「こんなピアノ、誰も聴きたくないだろうな」
と思うからです。
つまり自己肯定感が下がります。「自分ってダメなんだ」と。
そんなときに「ありがとう」。
すると、感謝してくれる人のために弾こう!と力が湧いてきます。
ピアノが弾ける、弾けないは小さな問題。
「あなたが生きている」
それは、大きな感謝です。
我が子がピアノを弾いている奇跡に、感謝したいですね。
🎄「クリスマス音楽リレー」イメージビデオです♪