<No.12>習いごと選びは「寄り道」が決め手!
おはようございます!代表の鈴木敬です。
今日は朝から、明日の「ハロウィン・リモートコンサート」準備を行っています。
演奏者=36組。そのうち「鬼滅の刃」テーマ曲「紅蓮華」を弾くのはなんと・・・5名!
劇場版も公開され、「鬼滅」旋風、とどまるところを知らず!ですね。
・・・と思っていたら、あれ?なんだ、この曲は?!
鬼滅のアラベスク?!しかも第2番って・・・(笑)
謎すぎるこの曲、いよいよ明日初演!!
・・・という中で、
「ハロウィン出たいのですが、習い事が忙しくて・・・練習できません」
という方が結構いらっしゃいました。
もともとたくさんの習い事の上に、コロナが重なってますます多忙に・・・という状況です。
今日は、そのような方の永遠の謎、
「習い事の数はいったい、いくつまで大丈夫なの?」
についてです。
■ひととおり、たくさんやって良い!
といっても、これは時期によって違います、という話からしましょう。
早い話が「やりたいことをやる」。だからこその習い事なのです。
ただし、その「やりたいこと」がわからない年齢があります。それが「幼少期」。
この時期は、何がやりたいのか、何が得意なのか、なんにもわかりません。
だから、ひととおり、たくさんやって良いのです。
子供は喜んでやるでしょう。一時的なので、さほど負担に感じないはずです。
ただし、ある程度好きなことが絞られてきたら、よっぽど好きなことだけに絞った方が良いのです。
下のグラフをご覧ください。前にも登場しましたね。
「学び過ぎは逆効果」グラフです。
人は知りすぎると、アイデアや気づきの量が減ってしまうのです。
一昨日、僕の教室にいらした年中さんのように
「あ、音符書き終わっちゃった。じゃあ、色塗ってみよう!」
みたいな、自由な発想がなくなってしまうんです。
「音符書き終わった。じゃあ、次!」
より、
「この音符、何色にしようかな?」
の方が、かえって「記憶の定着率」が高いのです。
■「寄り道したくなる」が習い事選びの基準!
でも、忙しすぎればそんな余裕はどこかへ飛んでしまいます。
だから、習い事は「嫌だけど将来のためにガマン」の「やりなさい!系」を全部やめ、
「もっと深く知りたい」と思える「めっちゃやりたい系」だけに絞ります。
そうすると、上の年中さんのように、そこから「ああしてみようかな、こうしてみようかな」という「ヨコ展開」が始まります。
学ぶというのは、そういうこと。寄り道して、なかなか前へ進まなくなるくらい好きなことをすること。
そうすると、かえって前へ進めます。
で、寄り道する好奇心は、幼少期に、ひととおりたくさん習い事をすると、芽生えることがあります(しなくても大丈夫です!)。だから、最初はたくさん・・・でOKなのです。
それ自体が「寄り道」だと、僕は考えています。