<No.123>自由へのレッスン⑤「沈黙は30秒以内と決める」
こんばんは!エデュケーション・ディレクター、株式会社学びの庭ひまわり代表、鈴木敬です。
今日は朝9時から今まで、気がついたら11時間レッスンをやっていました。
いつの間にか、外は夜に(笑)
さて、当ブログでは、ここまで「自由へのレッスンのヒント」を5日間に分けて書いてきました。
このままだと、これだけで100回くらいになるので(笑)今日でいったんおしまいです。
本当は「自由なレッスン」が理想。
ただ、いきなり自由にすると、生徒さんも先生も混乱します。
そこで
「自由なレッスン」じゃなくて「自由へのレッスン」をしましょう!と書いてきました。
で、その第一歩が「質問」なんです。
私たち、ひまわりの教室でも、生徒さんにいつも聞いています。
「どうしたいの?」
その他
「どんな曲が弾きたいの?」
「どういう風に弾きたいの?」
「どんな練習をしたらいいかな?」
「どんなイメージの曲かな?」
・・・
などなど。
「どうしたいの?」を繰り返すと、最初は答えられない子も、だんだん、答えられるようになります。
年中さんでも「ボク、こっちの曲がやりたい!」と、楽譜を指さしてハッキリ言います。
「でも、生徒さんが答えられなかったら、どうするんですか?」
そうそう、そこ、重要です!
今日は、そこを書きたいと思います。
まず、避けたいのは
「ガマンくらべ」(笑)
「先生が意見を言っちゃいけない。生徒さんが言うまで待とう!」
というガマンくらべ。
すると、生徒さんも先生も、だんだんツラくなってきます(泣)
意見を言うというのは確かに大切ですが、もっと大切なのは、そこに良い空気が流れているかどうか?です。
なので、意見を言えないときは、先生がフォローしてあげましょう。
「ちょっと、わかりづらいよね。じゃあ、〇〇かな?△△かな?・・・」のように選択肢を与える。
「わかんない、というのも立派な答えだよ」と、生徒さんがホッとする一言を言う。
そんな風にして、生徒さんを追い込まない工夫をしたいものですね。
だから、30秒経っても意見を言えないときは、先生が上記のようにフォローしましょう。
「何がなんでも自由じゃなきゃダメ!」より、
「だんだん自由になっていくんだよ」が大切。
教育には、そんな柔らかさが必要なんですね。
そんな「自由へのレッスン」を、始めてみませんか?
引き続き、当ブログで発信し続けますね(^^)
★自分の考えをしっかり話してくれるM君。いい感じです!