<No.134>生徒さんを伸ばすのは、生徒さん自身です
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こんばんは!
エデュケーション・ディレクター、株式会社学びの庭ひまわり代表、鈴木敬です。
今日は特別に暑い日でした!
しかも、ここ石川県でもコロナ感染が広がり今日から「まん延防止措置」が適用されました。
休校になる学校も出てきています。
そんな中、今日お見えになった対面レッスンの生徒さんには、ただただ感謝しかありません。
いつものように、私のレッスンは「自由」!
姉妹で教え合ったり・・・
自分で描いた、ちょうちょの絵を脇に置いて「蝶々」(ゲール作曲)を弾いたり・・・
教室にある、人形のテーマ曲を作曲したり・・・
テーマを自分で選び、自分で考えた方法でゴールを目指します。
こちらは、ただただ見守るだけ。
今日7.5時間のレッスン中、教えたのは多分1時間にも満たないと思います。
あとは「全部自分で」!
さて、こういう自由なレッスン(正確には「自立へのレッスン」)をするために・・・
・「まずは全部自由、じゃなくて一部自由にしましょう」
・「生徒さんが迷っていたら、選択肢を与えましょう」
・・・などなど、生徒さん先生お互い、自由に慣れていきましょう。
そんなふうに、ここまでブログに書いてきました。
書いてきたことは、本当にその通りです。
ただし・・・
そんなことよりも、ずっとずっと大切なことが、実はあるんです。
それは、
「成長は、生徒さんの仕事」
だということです。
生徒さんを成長させる。それは先生の仕事ではありません。
成長は「させる」のではなく、生徒さんみずからが「する」ものです。
生徒さんを伸ばすのは、生徒さん自身なんです。
他の人、たとえば先生、親御さんには不可能。
先生、親ができるのは、生徒さん(子供)をサポートすること。困っている時だけ、助け舟を出すことです。
さて、このブログをお読みの方には、ピアノの先生とか、お母さん(お父さん)が多いと思います。
ピアノの先生であれば、きっと今まで、たくさんのセミナーに参加し、レッスン方法の勉強をされてきたでしょう。
親御さんであれば、きっと今まで、たくさんの育児本や、ママ友同士の情報交換をしてきたことでしょう。
ハッキリ言いますね。
それらを全部、手放してください。
大人が子供を伸ばす方法を勉強することを、子供たちは望んではいません。
望んでいるのはたったひとつ、
「今の自分を好きになってくれること」
です。
まずは、そのことに気づいてください。
そして、
「成長させるのは大人の役割でない。それは、子供の役割だ」
と、悟ってください。
その上で・・・
無限の愛情を子供に注ぎ、あたたかく見守ってください。
一人の人間が生きている。成長している。失敗しながら、挫けずにがんばっている。
その姿を、いっときも逃さず、見つめてください。
それが・・・
大人にできる、
「たったひとつのこと」
です(^^)