<No.136>「なるべく教えない方がよい」が本当なワケ
こんばんは!
エデュケーション・ディレクター、株式会社学びの庭ひまわり代表、鈴木敬です。
人間、肩書きにウソがあっちゃ、いけませんよね?
私の場合、曲がりなりにも「エデュケーション・ディレクター」!
・・・なので、教育についてのいろんなことに答えられなきゃいけませんよね。
実際みんな、いろんなこと聞いてきます。あ〜〜しんど(笑)
で、一番よくある質問っていうのが、
「教えなくても、こども(人)が伸びる理由って、なんですか?!」
というもの。
そりゃそうですよね。世間的には「たくさん教えればその分、人は伸びる」ですからね。
でも実際には、あまり教えない方が、むしろ、人が伸びる!
「何でそうなるの?!もう、わかんなーい!」
ではないでしょうか?(笑)
そこで今日は、私が、わかりやすくご説明しますね。
・・・っていっても、とってもカンタンです。拍子抜けするくらい(笑)
◆「形式知」(けいしきち)と「暗黙知」(あんもくち)
「うわ、いきなり難しそう!」
大丈夫です。カンタンに説明しますね。
人間の知識には「形式知」と「暗黙知」の2つがあります。
数字や言葉で表せるのが「形式知」。
表せないのが「暗黙知」。
たとえば、野球にたとえると、
「こうやってバットを振ればボールが遠くへ飛ぶんだ」
とコーチが説明する。これが「形式知」。
でも、そのあと「ああでもない、こうでもない」と選手が何度も練習し、「自分流・ボールが飛ぶ方法」を発見する。
これが「暗黙知」です。
ざっくり言うと、人から教わるのが形式知で、自分で見つけるのが暗黙知、というわけですね。
ここまでよろしいでしょうか?
さて、ここからが本題。
「形式知」と「暗黙知」を絵で表すと、このようになるんです。
氷山の、水面に出ている部分が「形式知」。
水面下の部分が「暗黙知」です。
特徴は、この図のように
「暗黙知の方が、形式知より、圧倒的に大きい」
ということです。
その比率は形式知1:暗黙知9。
もう、お分かりですね。
学びというのは、人から教わるのはほんの少し。
あとは自分で工夫する。
ということなんです。
◆これをレッスンや授業に生かすと?
なので、教えるときも、先生が教えるのはほんのわずかにして、
「自分で考える、工夫する」
時間を、多く取りましょうということです。
その比率は氷山のように「人から教わる1:自分で考える9」が理想です。
私のレッスンは、すべてそうです。
でも、一般的にはその逆になっているケースが多い(人から教わる9:自分で考える1)と思います。
まずは「5:5」を目指し、できたら4:6、3:7・・・のように「自分で考える」を増やしてみてください。
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