<No.158>船をつくる前に、海を見せてあげましょう!
こんばんは!
エデュケーション・ディレクター&学びの庭ひまわり代表、鈴木敬です。
今日は月曜日。一週間のレッスンが始まりましたね!
そんなレッスンに役立つ「名言」をひとつ、紹介しますね。
「星の王子さま」の作者、サン=テグジュペリが残した言葉です。
教育の言葉ではないのですが、思いっきり、教育のあり方を示唆しています!
「船をつくるには、船のつくり方を教えなくてもよい。
その代わり、果てしなく続く海を見せてあげなさい」
海を見せないで「さあ、船をつくりましょう」と言ったところで「これ、何に使うの?」になりますよね。
しぶしぶ、船をつくり始めても、ちっとも面白くありません。
だいたい、なんの役に立つのか、わからないので・・・。
でも反対に、船には触れずに、海を見せてあげる。
すると、どうなるでしょう?
「あの海の向こうに行きたい!でも、どうやって行ったらいいの?教えて教えて!!」
ってなります。そこで
「実はね、こういうものをつくるといいんだよ!」
と船の写真を見せる。
「さて、これはどうやってつくったらいいんだろう?みんなで考えてみよう!」
そして、みんなで相談しながら、木を組み合わせたり帆をつくったりする。
わからなければ、教えてあげる。
こうやって、はじめて「船」という名の乗り物ができるわけです。
これが、教育の手順=教える順番です。
今までの教育は、海を見せずに船のつくり方を細かく教えていました。
それを、ひっくり返しましょう!
あ・・・
船はひっくり返さないでね(笑)^^