<No.174>「正しい親に見られたい」あなたへ
こんにちは!
エデュケーション・ディレクター&学びの庭ひまわり代表、鈴木敬です。
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
ずーっと雨が降っていた、ここ金沢市。
ようやく今日、晴れました!
★写真は海(見りゃわかるか 笑)
生徒さんからは、キャンプの写真が⛺️いいなあ〜!
ん〜〜、楽しそう!!(^^)
夏休み。
とにかく・・・
遊ばせてあげて!子供たちを!!
ちょっとショッキングなことを今日、聞いてしまいました。
なんと
「逆上がりの家庭教師」
があるそうなんです!
逆上がり、もちろん鉄棒の、です。
試しにググってみたら・・・ありましたありました!すごい数!!
「え?なんでこんなのがあるの?」
その理由は、学校の体育の授業です。
逆上がりできないと、できるまでやらされる。
それどころか、友達からイジメられます。
「お前、逆上がりもできないの?」
実は僕自身、小2の時逆上がりできずに、イジメられました。
(当時、太っていたせいもあります)
先生も、
「1年生だって、逆上がりできるわよ」
と言っていたのを、ハッキリ覚えています。
(逆上がりできないボクって、ダメな人間なんだ・・・)
僕の自己肯定感は爆下がりしました⤵️
そんな可哀想な(?)子のために、正義のヒーロー「逆上がり家庭教師」は現れたのです!カッコイイ!!
でも、ちょっと待てよ。
そもそも、逆上がりって、できる必要、あるの?
っていうか、できたところで、なんの役に立つの??
そう、そこですよ。そこから考える必要、ありますよね?
でも逆上がり家庭教師さん、大人気、引っ張りだこだそうです。
理由はもちろん、
「子供に逆上がり、できるようになってほしい!」
という親の需要があるから、です。
いや、逆上がりだけじゃありません。
「勉強ができる子になってほしい」
「スポーツができる子になってほしい」
「友達をたくさんつくってほしい」
という、100点満点の子に育てたい!という親の需要があるからです。
昔、胃薬のTVCMで
「スカッと満点パパ!」
というセリフがありましたが、パパでなく(笑)子供に満点を求めるのが親心なんです。
でも、なぜそうまでして、子供に満点を求めるんでしょう?
理由はただひとつ。
それができないと、自分が100点満点でなくなるから。
つまり「正しい親」になれないから、です。
「正しくないと人間、いけないんですよ」と子供の頃から聞かされてきた。
その末路がこれ。
今までの教育の残念な成果ですね。
日本人の子供の自己肯定感は、ユニセフ38ヶ国中、37位。
若者の自殺率はトップ。
こんな国に住んでいるんですよ、子供も大人も。
では、どうしたらいいんでしょう?
親御さんは「正しい親」を演じるのを、今すぐやめましょう。
その代わり「楽しい親」になってください!
つまり、ですね。
「勉強」とか「逆上がり」とか小難しいこと言わないで、一緒に遊んじゃいましょう!ってことです。
コロナ禍で、子供はもう、いっぱいいっぱい。
その上に、無理矢理、逆上がりなんてやらせないでください。
(注:本人が「やりたい!」と言ったら別 )
そんなことどうでもいいから、一緒にキャンプでも行ってください。
野山を走り回ってください。
あの山の向こうまで、どっちが早いか、お子様とかけっこしてください。
お子様は求めています。
お父さん、お母さんが、子供みたいにはしゃぐ姿を!!
そして・・・
「何にもやることないや」と家で子供が持て余している、とお悩みの親御さんはぜひ、
「寺子屋ひまわり」(フリースクール)
プレオープンへどうぞ。
オンライン/リアル、両方の参加が可能です。
今回は2日間だけですが、今後、長期の開設を予定しています。
「正しい」の反対は「間違ってる」ではありません。
それは「楽しい」です(^^)