<No.175>This is me.(これが私!)と言える場所をつくりたい
こんばんは!
エデュケーション・ディレクター&学びの庭ひまわり代表、鈴木 敬です。
今日は仕事をせず、ミュージカル映画を2本、観ました!
それは、
どちらも、観られて本当に良かった!
「イエスタデイ」はビートルズの曲を題材にしています。
ビートルズ・ファン(僕もそうです)には、たまらない映画でしょう。
音楽が主役ですが、SFでもあるという異色作品!
売れないロック歌手が、交通事故に巻き込まれた瞬間「並行世界」(パラレルワールド)に飛んでしまいます。
そこは・・・なんとあの「ビートルズ」が、かつて「居なかった」世界!
誰もビートルズを知らない世界で、ロック歌手はビートルズの名曲を自作と称し、片っ端から歌います。
「天才!」「モーツァルトの再来!」
と絶賛され、全世界で大ヒット!
ところが・・・
(ネタバレが心配なので、ここでやめときます 笑)
面白そうでしょう?興味のある人はぜひ、観てください。
そして「グレイテスト・ショーマン」。
「先生、これいいですよ!主人公が先生ソックリです。絶対観てください!!」
と、大蔵 香織先生がおっしゃるので、観てみました。
これはすごい。
「ラ・ラ・ランド」の音楽スタッフによる曲も素晴らしいですが、ストーリーが素晴らしいんです。
「地上でもっとも偉大なショーマン」と呼ばれた、19世紀アメリカの興行師バーナムの物語。
生まれつき奇形だったり、障がいを持っている人たちを集め、サーカス団をつくります。
「自分なんて価値がない」
「この世に生まれて来なければよかったんだ」
と、今まで日陰で生きてきた人たちに、バーナムはスポットライトを当てます。
どんな人であっても、
「君は素晴らしい!」「才能がある!」
と、すべての役者を認めるバーナム。
瞬く間に、サーカスは大人気となり、バーナムは成功者となりますが・・・
おっと、ここでやめておきましょう。
昔から映画のストーリーを語るのが得意で、多くの人から大ひんしゅくを買った経緯があります(笑)
さて、この映画の素晴らしい点は、上に書いたような、どんな人でも、
「これが私よ!」
と、胸張れる「居場所」を、バーナムがつくったところです。
そのおかげで、サーカスが危機に瀕しても、役者の皆が助けてくれるんですね。
そんな役者たちの気持ちを代弁したのが、テーマ曲「This is me」(これが私)です。
「私は暗闇には慣れてるわ
隠れてろ、って人は言うの
私の壊れた部品はいらない、って
私は自分の欠点を恥じてきたわ
どっか行け、と人は言うの
誰もありのままのお前のことなんて愛さない、と
でも私は、誰にもゴミのように扱わせないわ
だって「居場所」があることを知ったから
私たちが輝ける場所を
鋭い言葉が私を切り裂こうとしても
洪水を起こして溺れさせてあげる
私は勇敢よ
これが私のあるべき姿
これが私よ」
僕は思います。
現代に必要なのは、これだ!って。
みんなが迷い、不安を感じ、自分自身を見失いかけている現代。
若者の自己肯定感は先進国中、最低レベル。
「どうせダメだ」「生きる希望がない」
そんな声を、生徒さんからも聞きます。
だからこそ・・・
「This is me」(これが私よ!)
と言える「居場所」が必要なんです。
ひまわりは、そんな居場所を目指したい。
でも、道は遠い。曲がりくねっている。
まさに、
「The long and winding road」
だ(注:ビートルズの名曲)
だけど、行ける。
それは、ひまわりの素晴らしい先生方、保護者さん、生徒さんがいるから!
みんなで「地上最大のショー」をつくろうぜ!!🌻
★東京都、Kくんが弾く「This is me」
どんな風になるか、楽しみです!
(楽譜制作:大蔵 香織先生)