<No.198>「鼻歌」人はそれを「作曲」という♪
こんばんは!
エデュケーション・ディレクター&学びの庭ひまわり代表、鈴木敬です。
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
「クリスマス・リモートコンサート🎄いつやるんですか?!」
一昨日のハロウィン・リモートコンサートが終わってすぐ、質問が殺到しました。
あ、ハロウィン・コンサートについて、先生方がブログを書いてくださいました!
★大蔵香織先生=こちら
★清水美佳先生=こちら
クリスマス・リモートコンサートといえば、これです!
「クリスマス音楽リレー」🎁今年は12/12(日)🎄
各教室の生徒さんが2小節の短いメロディーをつくり、リレー演奏します。
コロナ禍でバラバラになってしまった感がある日本を、音楽でつなげよう・・・という企画なんですね。
今年も、各地の教室を結んで行う予定。
・・・ということで、先生方も挑戦!!
★「チーム・チャオ〜!」
★「レッツ作曲!YMSK」
・・・など、全部で5チーム。
それぞれのチームにいちいち、名前がついています(笑)
「中部作曲連合🇯🇵」
なんてのもあります。実は暴走族だというウワサが(笑)
ともかくみなさん、がんばってます!!
生徒さんもきっと、ステキなメロディーをつくってくれるでしょう。
いや、ちょっと待てよ。
別に、
「ステキなメロディー」
じゃなくても、いいんじゃね?
と、あらためて気づかせてくれたのが、この本。
「うまく描くの禁止」
イラスト好きな娘が読んでいたので、チラッと見てみましたが、奇遇です。
僕がいつも言っている言葉が、まさにこれだからです!
「作曲家さんですよね?作曲のコツって、なんですか?」
と聞かれたら、即、
「うまく書くの、禁止!」
と言います。
結構誤解されているんですが、作曲って、頭で考えたらヲワリなんですよ。
もちろん、理論は大切なんですが、初動、つまりスタート時点では
「直感」
がすべてなんです。
降ってくるもの、直感。
それはたいてい、デタラメです(笑)
事実、歴代作曲家の名曲を見てください。
J・Sバッハ「トッカータとフーガ」二短調
モーツァルト「トルコ行進曲」
ベートーヴェン「運命」
シューベルト「魔王」
シューマン「流浪の民」
ショパン「バラード第1番」
リスト「ハンガリー狂詩曲第2番」
チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」
ブラームス「ハンガリー舞曲第5番」
R・シュトラウス「ツァラトゥストラはかく語りき」
ワーグナー「ワルキューレの騎行」
ラフマニノフ「鐘」
ストラヴィンスキー「春の祭典」
・・・
みんな、どれもこれも、のっけから
「ヘンな」
メロディー♪
そう「上手く書いて」なんかいない!
今まで誰も書いたことのない、ヘンなメロディーが降ってきちゃった。
これが作曲っていうものです。
だから、
「今日はデートだ。ふふふ〜ん♪」
という鼻歌こそ、作曲の原点。
鼻歌って、たいてい、どの曲でもないですよね(笑)
だから、究極の即興演奏(アドリブ)でもあるんですよ。
そういう意味で、作曲の第一歩。それは
「考えるな、感じろ!」
です。
ちなみにこれは、かのブルース・リーの名言。
空手など、武道の極意でもあるんですね。
そして、もうひとつ。
作曲には、まるで天地をひっくり返すくらいの強力なパワーがあります。
それは「ワタシ、曲、つくれるんだ!」という「自己効力感」。
「世界に合わせて生きる」→「自分が世界をつくる」
への、シフトチェンジ!!
早い話、人生変わります、作曲で。
こんな作曲体験。先生方にまずは、やっていただきます。
上手く書いたら、マジ罰ゲームっす(笑)
そして、作曲してみたい方。
今、書いたみたいなやり方で、僕自身が、丁寧にお教えします(^^)