<No.200>「本音=本当の音」ホンネを言える教室に
こんばんは!
エデュケーション・ディレクター&学びの庭ひまわり代表、鈴木敬です。
いつもお読みいただきありがとうございます。
今気づいたんですが、昨年9月にこのHPができてからブログを書き始め、今日で200回!
早いものですね、1年って。
その200回中、登場回数たぶんナンバーワンが早朝ウォーキング。
今日も5:30から歩きましたよ、「林業試験場 樹木公園」(石川県白山市)
なぜ、ここを歩くかといえば、いろんな木があるせいか、野鳥の宝庫なんですよね。
鳥のさえずりがシャワーのように降り注ぎ、心身ともにリフレッシュ!
ここを歩くたびに、僕は思うんですね。
こんな教室にしたいな、と。
みんながバラバラで、個性があって、でもなぜか調和してる、自然の生態系のような教室にしたい、と。
みんなバラバラだと、なぜか、本当の意味で調和します。
これを「モンテッソーリ教育」の始祖、マリア・モンテッソーリ女史は「正常化」と呼びました。
それに近づいてるかな?と思う出来事が最近、あります。
「ここはこう弾こうね、というと”ボクはそうしたくない”っていう生徒さんが増えたんですよ。それでいいんでしょうか?」
とひまわりのA先生からLINEをいただきました。
僕は思わず
「おめでとう」
のスタンプを送りました(笑)
これは小さな一歩。でも偉大な一歩です。
生徒さんが
「本当の音」
で弾けるようになったんです!
本当の音=本音。
心を開き、本音で話せ、本当の音で弾ける。
なんて、素敵な教室なんでしょう!!
「ボクはこうしたい」「ワタシはこう思います」
が飛び交う「樹木公園」みたいな生態系ではありませんか!
本音が言えるということは、教室・先生に
「安心感」
を持っている証拠。
心を開いている証拠です。
僕は昨日「寺子屋note」に
という記事を書きました。
言うことを聞かない、ということは怯えていない。
心を閉ざさず、自己主張できる。
そんな安心・安全な場所に、家庭がなっている証拠。
教室も、まったく同じです。
世の中には、先生が一方的に進めていく授業や、レッスンがあります。
生徒さんが質問したり、疑問に思ったことを言えないように、スピーディーに間髪入れず進めていく授業・レッスン。
それは一見すると「お見事!」。
ときには
「指導力がある」
とみなされるかもしれません。
ところが、生徒さんは心を閉ざします。そして諦めるのです。
「だまってやり過ごそう」
と。
「そうすれば、早く帰れる」
と。
「聞き分けが良い」は、実は「聞けばいいんでしょ」なのかもしれません。
僕は、そのやり方を否定するつもりはありません。それこそ「みんなちがって みんないい」ですから。
でも、ひまわりをそんな場所にしたくはない。
これだけは、ハッキリと申し上げます。
でも、先生からすれば「ボクはそう思わない」なんて言われたら、ビクッ!とするかもしれませんね。
「めんどくさい生徒さんだなあ」
と思うかも(笑)
でもそれは、さっきも書きました。
「偉大なる一歩」
人類が月に初めて降り立ったときの名言と同じ価値があるんです!
生徒さんが言うことを聞かないのは「言いたいことがある」から。
そして、それを言える場所だから、です。
そんな場所をいつまでも、地球上に残しましょう。
後につづく子孫のために。
生徒さんの本音。
それは世界にたった一つだけの
「本当の音」
です。