<No.202>スケボーさえ「お勉強」になっちゃう日本の子供
こんばんは!
学びの庭ひまわり代表&エデュケーション・ディレクター、鈴木敬です。
寒いにゃあ〜 byウチのネコ
お前、無印良品だったんかい!(笑)
それはともかく、北陸、冷えてきました。
みなさま、気温の変化にはお気をつけくださいね。
さて、今朝は3:00に起きました。仕事が片付かないので(笑)
ラジオ(J wave)をつけると、スケートボード(スケボー)の話題が。
「オリンピックで、スケボーが正式種目になりました。嬉しいですね!」
と、プロスケートボードの選手がおっしゃいました。
ただその後に、こんなことをおっしゃったんです。
「でも、なんかちょっと、変わっちゃんですよね」
と。
一体何が変わったんですか?
「スケボーって、遊びですよね?
ちょっと前までは、みんな遊び感覚でやって、それで上手くなって喜んで、って感じだったんです。
ところが、オリンピック種目になったせいもあって、スケボーが『習い事』になっちゃったんですね」
なるほど〜習い事、つまりお勉強モードになっちゃったんですね。
「そうなんです。子供の横にママが突っ立っていて『もっと頑張りなさい!』『できるまで帰さないからね』って言ってるんですね。俺、思うんです。これ、スケボーじゃないよな、って」
え?じゃあ、どんなのがスケボーなんですか?
「スケボーって、勉強とか、社会のいろんなしがらみから解放されるためのものでしょ?だから、自由で、ちょっと横道に逸れてる感がイイんですよ。脱・優等生、みたいな。
それがお勉強になっちゃってどーすんの?って感じなんですよね」
さすがプロ。おっしゃることが深い。
スケボーって、自己表現。
社会のしがらみから自由になる。ボードを履いてジャンプして、宙に舞う。その瞬間、本当の自分に還れる。
「滑り方=生き方」なんです。
そんなメッセージに、僕には聴こえました。
そして、「ピアノ」も、まったく一緒なんですね。
ピアノは文化、芸術。
芸術とは、社会のしがらみから自由になるもの。
人間がつくった、息苦しいルールを壊し、自由に呼吸するもの、表現するもの、宙を舞うもの、です。
でも、大人が怖い顔をして横に立ち、ついつい
「練習しなさい!」「間違えないで弾きなさい!」「音符を覚えなさい!」
と言ってしまいます。
もちろん楽譜を読んだり、弾く技術を磨くことは大切です。
ただ、そのベースに「楽しさ、表現」がなければいけないと思うんですね。
子供たちが、スケボーで宙に舞い、鍵盤を滑るように弾く。
そのためには、我々大人がまず、
「遊び心」
を取り戻しましょう!
たとえば、ひまわりがやっているダブルレッスン。
複数の教室が、レッスン時間の一部を合同レッスンします。
子供たち、大喜び!
真剣な中にも「遊び心」があるからです。
★詳しくはHTS(ひまわりティーチャーズサロン)HPをご覧ください。
おや?先生方も「作曲リレー」で遊んでますよ。
こんなに遊んでるのに、できた曲は超ハイレベル!!
★詳しくは片野恵先生のブログをご覧ください
そして、できた曲を、僕が弾いてみました!
いい曲でしょ?
でも、まだ前奏、後奏ができてないんだ〜
先生たち、がんばってね(笑)
★「寺子屋note」も、ぜひお読みください!