<No.204>「無条件の愛」で人は育つ
おはようございます!
学びの庭ひまわり代表&エデュケーション・ディレクター鈴木敬です。
いつもありがとうございます。
一昨日、とんだハプニングが!
なんと、LINEアカウントの乗っ取り被害に遭いました。
「あの、先生、私に”今、ヒマ?”ってLINE、送りました?」
「いやいや、送ってませんよ」
「その後に〇〇円振り込んで、って・・・」
「あ、ヤバい!乗っ取られた!!」
寺子屋ひまわりで信定千尋先生、西岡章子先生に教えていただいて、事態は発覚しました。
その後LINEに連絡し、速やかにアカウント停止にしてもらい、最悪の事態は免れました。
ただ新しいアカウントにして、またイチからお友達申請・・・ああ、めんどくせえ!
と思っていたら、嬉しいことが。
まず信定先生、西岡先生が、ほとんどすべての先生にLINEを回してくださったんです。「鈴木先生が乗っ取られた!」と。
すると、先生方が、新アカウントができると同時に友達申請してくださいました。
おかげで、すぐに友達復活!
さらには「大丈夫ですか?」「お手伝いできることはなんでも」「凹まないでくださいね」「大変だったらレッスン延期していただいて結構ですよ」・・・と、メールなどで激励のメッセージが。
それだけではありません。LINEスタンプをプレゼントしてくれたり、これまでに僕が使っていたLINEスタンプ一覧を送ってくれたり・・・
これには感動!!
災難に遭うと、人の優しさに気付きますね。お気遣いに感謝感謝です。ありがとうございます。
さて、このように損得勘定のない愛を「無条件の愛」と言いますよね?
これ、「フツーの愛」とはまったくの別モノ。レベルが天と地ほど違うんです。
それは
「見返りを求めないから」
フツーの愛っていうのは、たいてい「条件つきの愛」です。
たとえば
「〇〇できるあなた、お母さん大好きよ」
そう言うことってありませんか?
我が子が相手だと、しつけのときなど、どうしても言ってしまいますよね?
これなんか、典型だと思うんです。
「トイレがきちんとできるあなた」「ご飯の後片付けができるあなた」
が好き!という「条件つき」。
なんで、こんな条件つけるかっていうと、自分が得したいから。
「トイレができれば」「後片付けできれば」
自分がラク!だからです。
本当は、
「トイレ失敗しても」「後片付けちゃんとできなくても」
あなたはあなた。大好きよ。生まれてきてくれてありがとう。
でしょ?これが無条件の愛です。
でも、ほとんどの人はそうは思いません。
それだと自分がラクできないから、です(笑)
条件つきの愛は「愛」とは言いますが、ぶっちゃけ「取引」です。
「〇〇してくれたら好きになる」のですから、交換条件ですよね?立派な取引だと思いません?
そういう取引を手放し、
「何も要りません。あなたがいるだけで幸せ♡」
と思えれば、それは無条件の愛です。
そして、最後に自分に返ってくるのは?と言えば「無条件の愛」の方だけです。
条件つきの愛だと、条件つけた時点で取引が成立しているから、それ以上のものを相手は返してくれないんですね。
トイレがきちんとできました。それでおしまい、なんです。
将来、親が困っているときに助けよう、という気持ちにはなかなかなれないんです。
さて、今の教育が抱えている諸問題は、すべて、たった一つのこと、
「子供に対して”条件つきの愛”で接している」
ことから起こっています。
「デキるあなたが好き」先生が、大なり小なりそう思っているのです。
これが、トラブルのもと。
もし、無条件の愛で子供に接したら、校則はいらなくなります。
子供が、自分たちで規則をつくるようになるんです。
「先生たちは信じてくれてるんだから、自分たちでなんとかしよう」
と。
これを「正常化」といいます。
僕たちひまわりが考えているのは、無条件の愛という土壌で子供を育てることです。
だからレッスンでは「できなくてもいいよ」と言っています。
実際には「できなくてもいいよ」と言われると、なぜかできるように(それもすごいスピードで)なるのですが(笑)それは期待せずに・・・です。
これからも「無条件の愛」で、たくさんの子供たちを包み込んでいけるよう、精進していきたいと思います!
今朝も似たようなことをしゃべりました(笑)↓