<No.220>子供の折り紙に学ぶ「今を全力で楽しむ!」
おはようございます!
学びの庭ひまわり代表&エデュケーション・ディレクター、鈴木敬です。
新しい年が明け、レッスンが始まり、1週間が経ちました。
お正月といえばお餅、凧揚げ、そして・・・
「福笑い」!
いろんなお教室さんから、ゾクゾク「おんぷ福笑い」の写真が。
★沼波 未彩先生
★平本 真理子先生
ハハハ!オモロイ顔ですな〜!!
そして、僕の教室では・・・
な、なんだこれ?!
自由すぎる!!(笑)
子供を見ているとつくづく思うんですね。
「今を楽しんでる!」
って。
さて、福笑いもそうなんですが「折り紙」もそうですね。
先週、小2Aさんのレッスンでは、こんなことがありました。
「先生、折り紙一緒に折ろう!」「いいよ!」
あ、僕の教室では、レッスンの段取りは生徒さんが全部決めます。
このような感じで↓
で、その日Aさんは折り紙→ピアノ(曲=ヨワネハキ)でした。
でも、折り紙とかあやとりとか、この手のものが苦手な僕は、全然折れません。
たまりかねたAさん「先生、ちょっと見せて」
「ヘンな折り方。私が直してあげる!」
さっそくダメ出し&修正が入ります。
「あれ?おかしいな・・・直らない」
「Aちゃん、もう先生のはいいよ。できる気がしない」
と、僕は「ヨワネハキ」(笑)
10分後・・・
左=Aさん(完成) 右=先生(未完成どころかバラバラ 泣)
あえなく撃沈したのでした・・・涙
さてAさん、完成した折り紙を持って帰ろうとしませんでした。
いえ、Aさんに限らず、どの子もそう。
折り紙、お絵描き、そして作曲まで。
書いたら書きっぱなし。やったらやりっぱなし。
実は、これが子供の良いところ!
「やってるときが楽しい」んですね、子供って。
だからその瞬間、夢中。ものすごい集中力なんです。
で、完成品には目もくれないんですね。
でも、大人ってどうでしょう?
「できたらどこに飾ろうか?」「できなかったらどうしよう。カッコ悪いな」
とか、雑念だらけ。
その瞬間を全然、味わえません。
「心ここにあらず」です。
あげくの果てに、子供にまで、それを求めます。
「これ、飾るんだから、最後までしっかり完成させなさい」
って言ってみたり。
「折り紙は指先を器用にするから、やってもいいよ」
「あやとりは、右脳左脳をバランスよく鍛えるから、良い遊びよね」
みたいに、つまらない「〇〇のため」を引っ付けてみたり。
もう、心はここにはありません。「将来」にあります。
いつも「将来」ばっかり見ているので「今ここ」が味わえず、それが不幸の原因になっていることにさえ気づかないんです。
一度「〇〇のため」をやめて、その瞬間を全力で味わってみませんか?
今、目の前にピアノがあります。なんて美しいんでしょう!
それを弾いてくれる我が子。なんて素晴らしいんでしょう!
世の中ってこんなに素晴らしいんです。
そのことに気付くには、子供と一緒に、無邪気に遊ぶのが一番!
勉強をイヤイヤやらせるより何百倍も有意義な時間だと僕は思いますが、違いますかね〜?
★よろしければ「寺子屋note」もご覧ください(^^)