代表ブログ

5分待つ力

5分待つ力

おはようございます!鈴木敬です。

台風接近の三連休、みなさま、くれぐれもお気をつけくださいますように。

 

僕はいつも通り、レッスン、作曲、そしてピアノ練習に明け暮れています。

ご依頼を受けていた校歌も完成し、ひと安心。

 

そんな中、北海道のA先生からホワイトコーンが送られてきました!

もぎたての白いトウモロコシ。「ピュアホワイト」とも呼びます。

箱を開けてビックリ。

し、白い・・・!

 

そして、一口食べてさらにビックリ。

あ、甘い!!

なんなんだ、この甘さは?!

 

聞けば、メロンよりも甘い糖度=15-16度だそう。

もはやお野菜というよりフルーツですね、これは。

 

A先生、ごちそうさまでした。

 

さて昨日レッスンをしていて、初めて気づきました。

「みんな、よく練習してるな」

 

・・・って昨日初めて気づいたんです(笑)生徒さんたち、ごめんなさい!

 

例えば中一のBさんは運動部の部活のあと、フラフラになりながら教室にやってきました。

でも、血眼になりながら30分、ピアノに向かいました。

 

「普段、家に帰ってくると疲れて寝てしまうんですが、その前に練習しています」

すごいぞ、Bさん!どうりで上手くなっているわけです。

 

Bさんの例に漏れず、最近、みんな本当にピアノに熱心です。

「ピアノ教室なんだから、当たり前じゃないの?」

と言われそうですが、それがそうでもないんです。

 

最近は習い事が多い上、学校もコロナ禍の遅れを取り戻そうと過密スケジュール。

なかなか、練習時間が取れないことが多い。

挙げ句の果てに「ピアノ?めんどくさいなあ」と、後回しになってしまうんですね。

 

そこで活躍するのが「音楽ゲーム」

音符すごろく、どれみボウリング、作曲家ビンゴ・・・その数、ざっと数十種!

 

生徒さんは、めいめいに好きなゲームを選び、リフレッシュしてからピアノを弾きます。

たしかに効果大!ゲームの後はみな、生き生きとピアノに向かってくれます。

 

ところが最近、それが変わってきたのです。

「先にピアノを弾き、終わったらゲームにしよう!」

に。

 

そしてついには、

「あれ?30分ピアノ弾いちゃった」

に。

 

つまり、ピアノがゲームより楽しくなっちゃったんですね。

でも、なぜそうなったのか、よくわかりませんでした。

 

が・・・ある瞬間に気づいたんです。

 

一昨日のレッスンでのこと。

「先生、ここどうしても速くなってしまうんですが、どうしたらいいですか?」

とC君。

 

僕は2,3ヒントを与え

「しばらく、それで弾いてみてごらん!できたら教えてね」

「はい!」

 

その後5分間の練習ののち「わかりました!」とC君。

ピアノを聴かせてもらうと、バッチリです。

 

思えば、他の生徒さんのレッスンも皆、このやり方をしているのです。

 

つまりこの「5分間」が「ピアノって面白い」と思わせる理由じゃないか?

 

普通は「こういう風に弾いてごらん」と先生が教え、その通りにできたらマルをもらい、先へ進みます。

それを、先生が教えず「自分で見つけるようにする」に変えたんですね。

 

たった5分の「宝探し」が、ピアノをゲームより楽しくしたんです。

 

待つ力。

 

今の教育に、一番必要なものじゃないかな〜?

 

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