<No.116>好きな曲を弾くと伸びる理由って?!
おはようございます!エデュケーション・ディレクター、学びの庭ひまわり代表の鈴木敬です。
よく「好きな曲ばっかり弾いていて、大丈夫なんですか?」「指が動くように、練習曲とかやらせた方がいいんじゃないですか?」
とご質問をいただきます。
が、大丈夫なんですね、好きな曲ばっかりで!
その理由を、今日は書きたいと思います。
お読みのみなさんは、何かに興味を持つと、どうしたくなりますか?
と聞かれると、たいてい、
「調べます」
と答えますよね?私もそうです。
そこなんですね、ポイントは。
興味のあること、好きなことをすると、人は、
「自分から調べる」
んです。
例えばどうしても弾きたい曲がある。でも難しい!
と感じたら、生徒さんが自分から「練習曲弾きたい!」と言うことがあります。
「弾きなさい!」と先生が言わなくても弾いてくれるんだから、ラクですよね〜先生的にも(笑)
この状態をいかにしてつくるか?なんですね。
例を挙げますと・・・
昨日オンラインレッスンを受けてくれた東京都のKくん。
「夜に駆ける」の難しいバージョンに挑戦しています。
フラットが三つもあるし右手は速いし・・・大人でも大変な曲です。
実際、Kくんはかなり、手こずっていました。
最初は、2小節弾くのに10分かかっていたほど。
ところが今はス〜イスイ。原曲の速さでスムーズに弾けます。
そして、苦手な音符読みにも自分からチャレンジ。克服しつつあるんですね!
「難しいことからすぐに逃げたがる息子ですが、ピアノは逃げないので驚いています。
ほんの数分のスキマ時間も、ピアノに向かっています。学校で友達からすごーい!って言われるのが快感、っていうのもありますが(笑)」
とお母さま。
一曲をコンプリートした達成感は、自信にもつながります。
このように、好きな曲をやると、
「自分で調べたくなる」
「最後まであきらめない」
という、大きなメリットがあるんですね。
だから、好きなことを選んで学ぶと、人は大きく大きく成長できます。
そんな社会をつくっていきたいです(^^)