<No.118>ピアノを「細く長く」続けられる方法
おはようございます!エデュケーション・ディレクター、株式会社学びの庭ひまわり代表の鈴木敬です。
見てください。
この見事なお蕎麦!
「ブログ、毎日楽しみにしています!」
とおっしゃる、介護福祉士Oさんかいただきました。
正真正銘の手打ち!
まさにプロ顔負けのお蕎麦。
茹でて、天ぷら蕎麦にしていただきました。
さて、そんなOさんいわく、
「お蕎麦って、気難しいんです」
とのこと。
気温や湿度に敏感。打つ人の体温さえ蕎麦に影響してしまうくらい、デリケートなんだそうです。
「だから、昨日上手くいったことが今日上手くいくとは限らないし、昨日失敗したことが今日、上手くいくこともある。
毎日が試行錯誤の連続なんですよ」
とおっしゃるOさん。
うわ〜大変そう!
でも、次に、意外なひとことが・・・
「だからこそ、お蕎麦が大好きなんです!!」
なかなか上手くいかない、だから、面白い!
Oさんが、お蕎麦大好きになった理由は、そこにあるんですね。
そして、まさに、ピアノも同じなんです。
実は、喜びには2種類あります。
「成功の喜び」と「成長の喜び」。
「コンクールで勝った!やったあ〜!」というバンザイ系の喜び=成長の喜び。
「できなかったことができた。良くやったな自分!」というシミジミ系の喜び=成長の喜び。
Oさんがお蕎麦で体験したのは後者=「成長の喜び」だったんですね。
さて、どっちが良いのでしょうか?
「成功の喜び」も悪くはないのですが、実は、「成長の喜び」の方なんですね。
なぜなら「継続」できるから、なんです。
前者=「成功の喜び」は一時的なもの。3日くらいすると、忘れてしまいます(笑)
でも、「成長の喜び」は持続します。そして、何度も繰り返したくなるという特徴があります。
ピアノも「弾けなかったところが、弾けるようになった」という成長の喜びにフォーカスすると良いのです。
たとえば、難しい曲で苦労している子には、その曲の簡単な部分を指差し、
「ここを、最高にキレイに弾けるようにしてごらん!」
と言ってあげます。
簡単なので綺麗に弾けますよね?すると「弾けた!」という実感を味わえ、他の部分もやってみよう!という気持ちが生まれます。
弾けなくて悩んでいる子には、こんなふうに「跳べるハードル」を用意すると良いですね。
「弾けなかったところが弾ける」にフォーカスすると、ピアノを辞めずに「細く長く」続けられます。
まるで、お蕎麦のように!(^^)