<No.146>「理想のお母さん」を手放してください
こんばんは!
エデュケーション・ディレクター&学びの庭ひまわり代表、鈴木敬です。
今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。
「この本、先生がおっしゃってることと、同じことばかり書いてありますよ。ビックリしました!!」
愛知県の加藤敦子先生よりご紹介いただいたのは・・・この本!
素晴らしい一冊!
今月のイチオシです。
関心のある方はぜひ、ポチってください!
ちなみに私の教室には
「イチオシ本棚」
があります。
保護者様に大好評!
というか、最近はなんと、生徒さんが読んでいます@0@
もちろん上記の本も加えさせていただきます。
さて、
「こんな本を読んでいると、自分は良くないお母さんみたいな気がします。すぐ子供を怒ってしまったり・・・
なんだか凹んでしまうんですよね」
先日、保護者のAさんがおっしゃっていました。
ここで、ある「誤解」を解かせていただきたいと思います。
ズバリ、
「良いお母さん」
なんて、この世に存在しません。
本当です(笑)
そもそも「理想のお母さん像」って、マスコミが作ったものなんですよ。
私が学生の頃、よくやっていたTVCMのパターン。
丘の上の一軒家。
4LDK?5LDK?
三角屋根で煙突付きの、大きな家に広い庭。
走り回るのはゴールデンレトリーバー(笑)
脇のガレージにはBMWが。
テラスで談笑するのは、じいちゃんばあちゃんと息子夫婦、そして2人の子供。
お姉ちゃんは名門私立中学1年生。弟は小学校5年生。
お母さんはお姑さん、お舅さんと仲が良く、大皿に盛った手料理を手際よくシェア。
こんな住まい、理想ですよね。
一軒いかがですか?
今なら低金利ローンでお得ですよ。
〇〇ハウス。
______よく見ませんでしたか、こういうCM。
これ全部、
「煽り」
です。
実際にこんな家、ありませんし、こんなお母さんもいません。
でも、善良で正直な日本人は、まんまと引っかかったのです。
「ああ、こういう将来って、いいなあ♡」
と。
これは幻想ですし、家を買わせるためのシナリオです。
そう割り切って見ると、結構楽しめるCMではありますが(笑)
このように、特に昭和の時代につくられた
「幻想」
の上に、今のお母さん、お父さんは生きている。
そう思ってください。
でも令和の今、インターネットにより「幻想」が幻想であることがバレバレになりました。
だから「理想のお母さん」は幻想なので、そうなるのをやめましょう(笑)
もっと「あなたらしく」生きてみませんか?
子供の犠牲にならず、子育てに一生を捧げず、本当に、心の底からやりたいことをやりましょう!!
ちなみに「理想の子供」「理想の先生」もいません(それについては改めて書きます!)
本来、人間とは「いびつ」な存在です。
できることとできないことの差が、大きいものです。
「優等生」なんて人間は、いないのです。
「理想の人間」は、いないのです。
だから、
「これが私よ!」
と胸張って、お子様に言っていいんじゃないかな?
そんなお母さんを、心から応援します(^^)