【Q & A12】「クラス対抗リレーで足の遅い子が・・でも勝ちたい!どうすればいいの?」
おはようございます!鈴木敬です。
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
朝、HTS(ひまわりティーチャーズサロン)の先生のブログをいろいろ開いてたら・・・
ん、なんだこりゃ?
うちわが、まるで神棚のように祀ってある。
そのうちわの正体は・・・
じゃ〜ん!!
そう、ナス先生こと僕なのであります。
これは、東京都の「ナース恵」(看護師さんでもあります)こと片野恵先生のブログ。
タイトル「ナスマジックご利益あり」🍆
なんでも、このうちわを生徒さんが見つけて拝むと、願いが叶うという。
まさに「奇跡のうちわ」として先生方の間で人気!!
同様のご報告を、同じく東京都の牧内理恵先生からも伺いました。
「レッスンの悩みが解決しました✨」
と。
いやいや、嬉しいですね!!
一家に一枚、ナスうちわ🍆
商売繁盛、家内安全、大願成就⛩
・・・って感じです(笑)
そんなナスうちわ大活躍の「ヒューマンハーモニー・オーケストラ」コンサートについても、
片野恵先生がブログを書いてくださいました→こちらをどうぞ🍆
さて、うちわだけじゃなくて現実の僕も、お悩みを解決しなくっちゃ!ですね(笑)
お待たせしました。【Q &A 】シリーズ!
朝、いただいたLINEについてお答えします。
Q:
「いらした生徒さん。
ちょっと元気がないのでどうしたの?と聞いてみると、クラス対抗リレーで勝ちたい!でも足が遅い子がいるから勝てない・・・そのことで悩んでいるようでした。
足の遅い子は、太っていて50mを15秒かかるそうです。
その子は、ただ単純に勝ちたいだけのようで、足の遅い子を恨んでいる様子はないので、大丈夫だとは思います。
でも、クラス全体に(あの子のせいで・・・)という空気が蔓延したら怖いと思います。
先生ならこういうとき、どう指導されますか?
ちょうど、運動会シーズンなので、参考までにお聞きしたいと思います」(A先生)
A:「順位」はオーケー、「差別」はダメ
僕自身デブだったので、リレーが嫌で嫌でしょうがなかったです。
「お前が走るとビリになる!」「当日休め!」とまでクラスメートに言われ・・・不登校になりました。
これは明らかに差別。クラスメートを容認する教師が、そのときは許せなかったですね。
ただ、この生徒さんの場合は、そんなに深い意味じゃないと思います。ただ単純に勝ちたいという、子供らしい気持ちなのでしょう。
問題は、「その程度のレベルで収まるか」「そこからいじめに発展するか」です。
その分かれ目は、クラス担任の価値観です。
「人は皆、平等なんだよ。かけっこには順位はつくけど、人間には順位はつかないんだ」
と、常日頃クラス担任がメッセージを送っていれば、順位はつくけど差別は生まれないでしょう。
単なる勝ち負けであれば、それは楽しいものです。ゲームが楽しいのも勝ち負けがあるから。
でもそれが、差別(優越感や劣等感)に発展してしまうかは、大人のメッセージ次第なんですね。
順位と差別は違います。
そこをわかっていないから「かけっこは手を繋いでゴール」とか、訳のわからないことになってしまうんですね(汗)
(ここまで)
ということなんです。
「かけっこには順位はあるけど、人間には順位はない」
と、先生が心の底から思っていれば、それは自然に、生徒さんに伝わります。
それから、上の他にもうひとつ解決策が。
「チームで勝つ!」
です。
足の遅い子がいる。だったら、速い子がカバーすればいいのです。
遅い子に、あまり影響のない順番で走ってもらうとか、前後を足の速い子で固める、とか。
野球の打順を見てみましょう。
足は速いけど長打力のない選手。長打力はあるけど足が遅い選手。
打力はないけど、守備が上手い選手・・・
うまくカバーしあって打順を組んでいます。
誰も「あいつが打てないせいでチームが負けた」なんて言いません。
それが「チームプレー」です。
僕はこれからの教育は「チームプレー」になると思っています。
みんなちがってみんないい。そんな個性的な子たちが、互いに長所・短所を補いながら支え合う。
多様性を認め合う教室や学校になると良いと思っています。
今、「寺子屋ひまわり」で、そういう場をつくろうとしています。
詳しくは「寺子屋note」でご覧ください🌻
(ご見学、随時受け付けています)