<No.184>まず生徒さんありき!自主性から始まるレッスン
おはようございます!
エデュケーションディレクター&学びの庭ひまわり代表、鈴木敬です。
いつもお読みいただきありがとうございます。
一昨日はHTS「ワクワク作曲体験講座」♪
ま、先生のためというより、生徒さんに教えるための講座です。
「え?こんなんで、作曲できちゃうの?ウソでしょ?!」
と、ひまわりの先生方に言っていただくのが目的でした(笑)
どうやら成功だったようです。
もう夕方のレッスンで実践!早い〜!!
大浦由香先生は・・・
荒井正子先生は・・・
他の方からも嬉しいご報告をいただきました。
講座について詳しくは
をご覧ください。
さて上の作曲のレッスンも、生徒さんの
「自主性」
を引き出すもの。
ひまわりは、この
「自主性」
を、特に大切にしているんですね。
じゃあ、なんで自主性を大切にするかといえば、レッスンはまず、
「生徒さんありき」
だからです。
これ、当たり前のように聞こえますが、実は、とっても難しいことなんですよ。
あるお医者さんから聞いたのですが、一昔前までの医療は、患者さんを
「実験台」
にしていたようなものだった、とか。
この薬は効くだろうか?この治療法は効果あるだろうか?
と、研究のために患者さんを利用する感じだったそう。
それが近年、
「患者さんありき」
の姿勢に変わった。
患者さんの命を救う。そのために研究がある。
に、変わったのです。
だから、多くのお医者さん、医療機関がインターネットで情報をやり取りし「ワンチーム」で患者さんを救う、が当たり前になった。
コロナワクチンが、異例のスピードで実用化されたのも、そのおかげです。
この流れが医療だけじゃなくて、いろんな分野で起こっているのが、今。
音楽教育も、まったく同じです。
まずは生徒さんの幸福を考える。そのためにレッスンがある。
に変えなきゃならないんです。
医療と同じで、少し前までの教育は、
「教材の効果を試す」
ために、生徒さんにレッスンしていたようなものです。
先生が気に入った教材を、生徒さんが気に入る気に入らないにかかわらず、させていた。
教本を、相手の発達スピードにかかわらず、みんな同じペースでさせていた。
これは「生徒さんありき」じゃなくて「先生(教室)ありき」の考え方です。
僕たちは今、それを変えようとしています。
例えば、多くの先生が、一人の生徒さんを見守る。
「〇〇ちゃん、最近元気ですか?」「△△くん、ピアノ好きになったかな?」
こんな会話が、いつもオンラインでされています(職員会議と呼んでいます 笑)
そして互いの情報をやり取りして、ワンチームで生徒さんの幸福(ウエルビーイング)を実現しようとしています。
まず生徒さんありき!
「生徒さん起点」の、自主性を尊重した教育。
これからも続けたいと思います。