「悲愴」は「ドレミの歌」だった?!〜8/27コンサート事前レクチャー①
こんばんは!代表の鈴木敬です。
今日、石川県はスゴイ大雨!
止んでいる間にウォーキングしたら、突然土砂降りになって川に流されそうになりました💦
みなさま、くれぐれもお気をつけくださいませ。
さて、流されてる場合じゃありません(笑)
1週間後、8/27(土)はサロンコンサート🎹
おかげさまで、参加表明をゾクゾクいただいています(ありがとうございます!)
ということで、今日から「事前レクチャー」として、
曲にまつわるいろんなエピソードを書きたいと思います。
もちろん、ただ聴くだけでも楽しいと思いますが、コンセプトが
「音楽を、より深く味わう」
なので、演奏を10倍楽しめるようなお話付きなんです。
でも、時間が限られているので、
会場で話せない分をブログに書くことにしました。
今日は①曲目
ベートーヴェン作曲:ピアノソナタ第8番「悲愴」
の知られざるお話。
これ、多分今まで誰も触れなかったお話しだと思うので、期待してください(笑)
さて名曲には「名旋律」がつきもの。
バッハ、モーツァルト、ショパン・・・
歴史に残る名旋律は、あまたにあります。
☔️今日は雨なので、ショパン「雨だれの前奏曲」を・・・
美しい旋律ですよね〜「雨だれの前奏曲」✨
さて、ベートーヴェンのピアノソナタ「悲愴」。
耳が聞こえなくなったことにショックを受け、その絶望を表現した曲。
タイトルを付けるのが好きではないベートーヴェンが、みずからタイトル=「悲愴」と名付けたほど、どん底の状態で作曲された曲。
でも、絶望に打ち勝ち、運命との戦いを表明した曲。
こう書くだけでも、どれほどの名曲かわかりますよね。
実際、ものすごい名曲なんです!
ところが、ですね。
そのメロディーは、というと・・・
拍子抜けするほど、単純です。
実は、ただの
「ドレミ」
なんですね(笑)
正確にいうと「ドレミ♭ ミ♭レ」。
ミに♭(フラット)がついているとは言え、「ドレミ」には違いない。
つまり「ドレミの歌」や「チューリップ」と同じ出だしなんです。
ここだけ聞けば、「悲愴」って、まるで保育園で歌う童謡と変わりませんよね。
ところが・・・
たった3つの音=ドレミから、壮大な名曲を展開していくのです✨
まるで、大宇宙を創造していくかのように!
その様子を・・・動画でご覧ください!(最初に出てくるのが「ドレミ」のテーマです)
どうです?
「ドレミ ミレ」
が、次々に変化して、見事に曲になっていくではありませんか!!
単純なメロディーから、まるで錬金術師のように曲を生み出すベートーヴェン。
あの天才モーツァルトでさえ、
「君には何も教えることがない」
と言わしめた、恐るべき才能を感じます!
コロナ禍、自然災害、不景気・・・
元気のない世の中に一筋の光明を見出させる、ベートーヴェンの音楽。
音楽、それは深い、すごい、そして素晴らしい!!
そんな音楽を、8/27、存分に味わっていただきたいと思います!
詳しくは→こちらをどうぞ🎶