<No.21>先生は生徒さんの「心のブレーキ」を外す人
こんばんは!鈴木敬です。
本日、弊社「学びの庭ひまわり」は3周年を迎えることができました。
これも、日頃のみなさまの力強い応援の賜物と、心から感謝申し上げます。
コロナ禍の苦難も、みなさまの応援により乗り越えられました。
今後も「音楽とインターネットで人間の能力解放」をスローガンに精進してまいります。
引き続き、応援のほどをよろしくお願い申し上げます。
◆高校球児は「何月生まれが」が多い?
さて、このブログはみなさまのためにありますので、自分たちの話はここまでにします(笑)
今日、とっても面白い話を聞きました!
高校球児、いますよね?甲子園で活躍する高校生です。
甲子園に出る高校球児で、一体「何月生まれ」が多いと思いますか?
って、いきなり妙な質問ですよね(笑)すんまへん。
・・・で、ちょっと考えてみてください。何月生まれが多いでしょう?
答え=4.5.6月生まれ
だそうです。
では、その理由は何でしょう?
「あ・・・わかった!4.5.6月生まれは、身体が大きいカラダ!!」
それ、ダジャレですか?(笑)
でも、かなりイイ線、行ってますよ!でも、本当の理由は、その先にあるのです。
身体が大きい。4.5.6月生まれは、確かにそうです。
すると、どんなことが起こるでしょう。想像してみてください。
たとえば少年野球のチームに入るとき、
「キミ、イイ身体してるね!入りなさい!」
と言われる。
また、チームに入ってからも、身体が大きいと何かと有利。
野手なら打撃力、ピッチャーならボールのスピード。体格のアドバンテージは何かと有利に働きます。
ちなみに誕生日による体格差は、15歳までには、ほぼなくなります。
だから、長い目で見たら有利でもなんでもないんですが・・・
問題は、
「キミ、イイ身体してるね!」
という、コーチ(監督)の言葉です。
「そうか・・・オレは恵まれた身体してるんだ。活躍して当たり前だ!!」
そういう「思い込み」(ビリーフ)が形成されるのです。少年時代に。
それは、大きくなっても、容易に崩れることはありません。
それで、高校生になったとき「オレは甲子園に出て当たり前。だって恵まれているんだから」になり、本当に出られます。
これを「レッテル」という言葉で表現すると、わかりやすいと思います。
◆レッテルを剥がすのは難しい
さて少年時代に貼られたレッテルは、大人になってもなかなか剥がせません。
それが良いレッテルなら良いのですが、悪いレッテルだとしたら・・・
たとえば「お前はホント、何やってもダメだな!!」
子どもの頃こう言われ続けたら「オレはダメな人間」という自己像が出来上がります。
しかし、時間を巻き戻して、レッテルを剥がす事は不可能。
だとしたら・・・先生、あなたの出番です!!
先生が古いレッテルの上から、新しいレッテルを貼るのです。
それは、「キミは素晴らしい」というレッテルです。
私は、先生の役目とは、教えることではない、と考えます。
教えることなら今の時代「Google先生」に勝るものはいません。
先生の役目とは、レッテルを剥がすこと。
「心のブレーキ」を解除すること
です。
「キミは、今まで気づかなかったかもしれないけど、こんなに素晴らしいんだ!」
と気づかせてあげることが、先生の役目です。
そのときに最強の言葉は「〇〇が上手だね!」ではなく(それはそれで良いのですが・・・)、
「生まれてくれてありがとう」
です。
◆「成長阻害要因」を取り除く
人間は、成長を阻害するものを取り除くと、無限に伸びます。
本当です。
成長阻害要因をそのままにして、教え込んでも、全く意味がありません。
伸びないどころか、勉強や、習い事が嫌いになるだけです。
教育の誤解。
「できないのはお前が悪い」
それは戦後75年の長きにわたって、子どもたち、いや大人も苦しめてきたと思います。
3周年を迎えたひまわりは、それをひっくり返すために、この世に在ると考えています。
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