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<No.23>ホンモノのヤル気と「陽転反応」

<No.23>ホンモノのヤル気と「陽転反応」

こんばんは!鈴木敬です。


北陸・金沢はだいぶ冷え込んできました!

といっても、北海道の先生のInstagramに、思いっきり「雪」(!)の動画が載っていました。

それを思えばまだまだ甘っちょろい冷え込みですね(笑)

 

さて今週は2回に分けてひまわりの先生方の全体研修会!

レジュメが今できました。

 

先生方、やる気満々ですので、こちらも心して臨みたいと思います(笑)

 

さて、そのレジュメの中に、こんな項目があります。

 

“ホンモノのヤル気と「陽転反応」”

 

え?なんですか、それ??

という方のために、ちょっとご説明したいと思います。

 

つい一昨日、ある先生からこういうご相談を受けました。

「親からガミガミ言われてイヤイヤ練習して、挙げ句の果てにピアノが嫌いになってしまった子が、親御さんに連れられて入室しました。親御さんとも相談し、レッスンで”好きなことをさせてあげる”ことにしました。

“無理にピアノ弾けとは言わないから、安心して好きなことしていいよ”

と。

すると、本当にまったくピアノを弾かなくなりました。絵を描いたり、別のことをしています。このままずっと弾かなくなるんじゃないかと、不安です」

というご相談。

 

これは、とてもよくわかります。私自身、何百人という生徒さんにピアノを教えてきた中で、こういう生徒さんは少なからずいました。

結論から言うと、自分から弾くまで、じっくり見守りましょう。

 

まったく弾かなくなった。それは、ピアノが嫌いになったのではありません。

いわゆる「陽転反応」。今までの反動でそうなったのです。

 

今までは、ガミガミ言われ、弾かないと罰を与えられるからイヤイヤ弾いていた。

そんな圧力がなくなった今、なんという解放感!

もう、しばらく、のんびりしちゃぞ〜〜っていう、充電期間が始まったのです。

 

ただ人間は、充電完了すると、必ず放電するようにできています。

だから、気がつくと、自分からピアノの蓋を開けて弾いています。

 

そのときの曲はたいてい、レッスンでやっている曲でなく、自分の好きな曲です。

先生方は覚えておいてください。

 

これが、ピアノを弾く本来の姿

 

です。

大切なのは、弾かなくなったとき、不安になって弾かせようとしないこと。

じっくり見守ることです。

 

ピアノを習っているということは、ピアノが好きだということ。

だから、今、弾かなくても必ず弾き始めます。

 

生徒さんは、先生が見守る姿勢になると、ピアノの蓋と一緒に、心の蓋も開けるのです。

 

 

🌟12/6(日)クリスマス音楽リレーイメージビデオ

 

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