<No.34>練習しない子は、教室で一緒に練習しましょう♪
こんばんは!鈴木敬です。
昨日のブログで「お母さん、お子様が練習していなくても教室へいらしてください」と書きました。
そうしたら、お母さんのお一人(ピアノの先生をされていらっしゃいます)からコメントをいただきました。
「とてもホッとしました。私も、練習してこない生徒さんに教室で”一緒に練習しよう”って言っています」
いやあ、とってもステキな先生ですね!
そう、練習してこない生徒さんは、叱らずに、一緒に練習すれば良いのです。
音楽教室の先生は、
「今、目の前にいる生徒さんを救う!」
それだけを考えれば良い。
未来のことなどどうでもいいのです。
そもそも現代はVUCA(ブーカ)と言って、予測不可能な時代です。
■VUCA(予測不可能)な時代の教育
誰が今、コロナになるなんて予測できたでしょうか?
誰が、リモートワーク化を予測できたでしょうか?
誰も、予測できませんでした。これがVUCAです。
これから、このようなことが頻繁に起こりますよ、現代は。
だから「未来のために備えて」なんてまったく無意味。
そもそもどんな未来が来るか分からないから、備えてもムダです。
だから、
「将来、自分で練習しなくなるんじゃないか」
じゃなくて、今、一緒に練習すれば良い。
常に「今」!「今、ここ」しか、世の中には存在しないのです。
■家で練習するかしないかは本人の自由
「でも、そんなことしたら、ますます家で練習しなくなるんじゃないですか?」
一見、そう思われるでしょう。
ところが、そうはならないのです。
家で練習するかしないかは、教室で一緒に練習することと関係ありません。
家でする子はするし、しない子はしません。
だからと言って、しない子=悪い子ではないのは、昨日書きましたね。
自由です。どうしようと、すべて自由です。
人間には、自由に生きる権利があるのです。
先生がそんな気持ちになると、生徒さんが安心して練習し始めるケースもたくさんあります。
まず、練習するかしないかは本人の自由、と心に留めておきたいですね!
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