【お悩みQ &A】#3「発表会3日前、ついキリキリしてしまいます」
こんばんは!
エデュケーション・ディレクター&学びの庭ひまわり代表、鈴木敬です。
いつもブログをお読みいただき、本当にありがとうございます。
今日はQ &Aシリーズ、第3弾!
昨晩いただいた、ピアノの先生からのご相談。
「発表会」についてのお悩みです。
このようにご相談いただくのは、とても嬉しいです!
(ここから)
Q:
「いつも生徒さんの自主性を尊重した、自由なレッスンを心がけています。
おかげさまで、生徒さんはイキイキとレッスンに取り組んでくれています。
ただ、3日後にある発表会に向けて、仕上がりが気になります。
途中でつっかえたり、暗譜を忘れたり。
でも、生徒さんも、お母さんも、平気な顔をしているんです。
私が子供の頃は、少しでも間違えると怒られました。
だから発表会は、完璧に弾ける状態にするのが、当たり前だったのです。
それに比べると、今の子は、ずいぶんお気楽だな。もう少し真剣になってくれないかな、とキリキリしてしまいます。
普段は自主性に任せたレッスンをしているだけに、ここでガミガミ言うのも変だな。
でも発表会だから、ちゃんと弾いてほしい・・・
と、ジレンマに陥っています。
どうしたら良いでしょうか?」
(岡山県 A先生)
A:
お気持ち、よくわかります!
ピアノの発表会。変わりましたよね〜。
というより、時代が大きく変わりましたよね。
昔は、ある偉い人がいて、その人の言う通りにすることで、褒められました。
国なら政治家。
会社なら社長。
学校なら先生。
・・・の言うことを聞く子が「良い子」「優秀な子」として、褒められ、好成績をおさめたのです。
でも今は違います。
インターネットによって世の中から「上下」が消え、「偉い人」がいなくなりました。
もはや、誰かの言うことを聞いて褒められることはありません。
だから「自分で考える」ことが、何より大切な時代なのです。
発表会も同じ。
「きちんとしなきゃ叱られる」は無くなり、「自分なりの発表会との向き合い方」が生まれました。
「ガチ、真剣に弾く」人もいれば「ゆる〜く弾きたい」人もいる。
まずは、それを先生が理解することですね。
その上で、発表会を、
「技術発表の場」→「普段の教室を見せる場」
へと変えてはいかがですか?
たとえば、A先生のお教室は、自主性に任せた自由なレッスンをされています。
だから、それをそのまま発表会でやるのです。
「途中まででもいいよ」「右手だけでもいいよ」「最初から弾き直しOK!」
みたいに。
それを見た保護者さんは、きっと
「先生は、その子らしさを大切にしてくれる。この教室に入れてよかった!」
と思いますよ。
そうです。技術の高さではなく、
「教室の”世界観”」
を発表する場へと、変えるのです。
保護者さんに、安心していただく会にしてはいかがですか?」
(ここまで)
このようにお答えしました。
すると、すぐさまLINEをいただきました。
A先生はホッとされたようです(^^)
A先生、ありがとうございます。
このように、
「子育て」「レッスン」
などのお悩みがありましたら、お寄せください。
学校教諭歴22年、教育歴33年、教えた生徒数4,000人以上の私が、ブログ上で丁寧に回答いたします(^^)
🌻「HTS(ひまわりティーチャーズサロン)」では、よりわかりやすく、動画でお話ししています(限定公開)
🌟HTSの会員様、片野恵先生の発表会は、まるで宇宙旅行!!(^^)