<No.166>そもそも「練習しなさい」が おかしいわけ
こんばんは!
エデュケーション・ディレクター&学びの庭ひまわり代表取締役、鈴木敬です。
いつもブログをお読みいただきましてありがとうございます。
早朝ウォーキング
からの、夏野菜ベーグル
これぞ、ザ・夏!!!
たまりませんね〜
さて、3日前の【お悩みQ &A】コーナーで紹介した、岡山県のA先生。
無事、発表会が終わられました!
お悩みが解消し、素晴らしい発表会になったそうです!
A先生、本当に嬉しいです!!ありがとうございます。
僕は、ピアノ発表会、というか教育全体に「イノベーション」を起こしたいと思っています。
そもそも緊張する発表会、ガマン比べの発表会になんの意味があるのか?
それに耐えたからといって、音楽の本当の良さに近づけないじゃないか?
「そもそも、みんなやってるけど、発表会って必要なの?」
というギモンを持つことです。
すると、新しい発表会のカタチが生まれるかもしれません。
ギモンといえば、昨日のブログにも書いた「練習」。
当たり前ですが、ピアノには練習が必要。
「自転車の乗り方」という本を読んでも自転車には乗れませんよね?
乗れるには、練習が必要です。
同じように、ピアノが弾けるようになるには、練習が必要です。
ゼッタイに、です(笑)
でも・・・
これって「しなさい」って言われてやるものなの?
ここが、そもそものギモン。
「自分からやらないと、意味ないんじゃないの?」
そう。そうなんですよ!練習って。
っていうか、「練習をやらされる」「勉強をやらされる」という状態自体が、脳内には存在しないのです。
脳は、好奇心がある時、疑問がある時、できなくてイライラし「なんとかしたい!」と思った時に、活発に動きます。
これが「自主的にやる」状態。脳内には「ドーパミン」(快楽物質)が放出されます。
その状態をもって、初めて脳が動き「練習する」「勉強する」と言える状態になります。
ということは「イヤイヤさせられてる」ときは、脳が停止しているのです。
なので、親や先生から「練習しなさい!」「勉強しなさい!」と言われてやる練習、勉強は・・・
それぞれ「練習してるフリ」「勉強してるフリ」です。
そこには(しょうがないな・・・)という諦め、(怒られるから・・・)という不安のみがあります。
これじゃ時間のムダ。
そこで、おすすめしたいのが、下の図です。
これはもともと「ザ・プロフィット〜利益はどのようにして生まれるのか」という経営書から取り、アレンジしたものなんですが、見事にピアノの練習と重なります。
特に大切なのが2番目の「違和感(なんで弾けないんだ?!)」
「弾きたい!でもうまくいかなくてイライラする!!」
この状態をいかにつくるか?ピアノレッスンはココにかかっています。
だということは、とにもかくにもまず「弾きたい曲を弾く」こと。
そして、手取り足取り教えずに、徹底的に悩んでもらいます。
このイライラ感、もどかしさが、
「練習したい!」
の原動力になるのです。
だから、答えを教えてはいけませんし(ヒントは与えてOK)、ましてや「ああしなさい、こうしなさい」と言ってはいけない。
子供が練習しない、という理由は、もしかしたら「教えすぎ」かもしれませんね。
教えずに、まずは「どうしたいの?」と聞いてみましょう。
ちなみにひまわりの先生は「練習しなさい」とは言いませんので、ご安心を(^^)
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